2012年1月14日 (土)

指揮 マズア 録音 2008年

<CD 379>

指揮 クルト・マズア
演奏 フランス国立管弦楽団
録音 2008年7月2日 ライブ録音

クルト マズア 1927~

 ドイツ領ブリク(現ポーランド ブジェク)生
旧東ドイツで活躍した指揮者。
ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団、ライプチッヒ ゲバントハウス管弦楽団の主席指揮者を務める。
両ドイツ統合後はニューヨークフィルハーモニー管弦楽団、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、フランス国立管弦楽団の主席指揮者として活躍した。

フランス国立管弦楽団

 フランス国立管弦楽団は1934年に設立された楽団である。
マルティノン、デュトワ、マズアなどが指揮者を務めている

第1楽章 17'16"
第2楽章 13'50"
第3楽章   5'53"
第4楽章 11'57"
 合計   48'56"

 第1楽章は軽快なテンポとリズム、明るい音色で、さっそうとしたさわやかな印象の演奏だ。
力みもない。
中盤以降はややボルテージも上がるが、節度のある演奏が続く。
 第2楽章もごく自然で淡々とした演奏だ。
テンポや音量を揺らすことはしていないが、この楽章のもつ情緒や荘厳さはきちんと表現されている。
 第3楽章は軽妙かつ整然とした演奏だ。
 第4楽章はテンポやリズムが安定していてブレのない演奏だ。
自然な流れの中で、この楽章のもつ変幻さや壮大さをきちんと表現している。

 マズアはゲバントハウスO.やニューヨークP.O.の音楽監督を務め、同世代のハイティンクと並んでクラシック音楽界の重鎮である。
この演奏ではマズアは個性を前面に出さずに、楽譜を忠実に再現しようとしているようだ。
節度ある楷書の演奏だ。
劇的な表現や切迫感はなく、穏やかでむしろゆとりさえも感じさせられる。
この姿勢は同世代のハイティンクと同様と思われる。

CD379 Kurt Masur,Orchestre National de France;2008/7/2

Masur2008

2010年9月17日 (金)

指揮 マゼール 録音 1980年

<CD 333>

指揮 ローリン・マゼール
演奏 フランス国立放送管弦楽団
録音 1980年3月 ライブ

ローリン・マゼール 1930~

 フランス、パリ近郊生まれのアメリカ人指揮者。
生まれて間もなく、アメリカへ移住。
早くからヴァイオリンと指揮を勉強。
10代で指揮者としてデビュー。その後ヨーロッパで活躍。
ベルリン放送交響楽団、クリーブランド管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団などの指揮者を務める。
最近はニューヨークフィルを率いて北朝鮮で演奏会をしたことが話題になった。

フランス国立管弦楽団

 フランス国立管弦楽団は1934年に設立された楽団である。
マルティノン、デュトワ、マズアなどが指揮者を務めている。

第1楽章 14'43"
第2楽章 17'00"
第3楽章   5'22"
第4楽章 12'20"
 合計   49'32

第1楽章はやや速めのテンポで、程良い緊張感のある引き締まった演奏。
推進力があり、重厚さ、力強さ、流麗さがバランスしていて、きもち良い。
第2楽章は出だしが流麗、かつ情感たっぷりの演奏だ。
テンポとリズム、音の強弱がうまくかみ合っていて、音楽の組み立ての巧みさを感じる。
後半はテンポをさらに落として、壮大さを強調している。
第3楽章は快速のテンポで、流麗かつ軽妙な演奏だ。
第4楽章は速いテンポで、華やかさ、流麗さ、躍動感がバランスした見事な演奏だ。

盤に音揺れ、音飛び、ノイズがあるにもかかわらず、マゼールの巧みな棒さばきに酔わされた。
楽章毎にペースを変え、テンポ、リズム、音の強弱を実にうまく組み合わせ、終始心地よさと軽い興奮状態を維持したまま楽しむことができた。
味わい深く、華のある名演だ。

CD 333 Lorin Maazel France NBO 1980/3

Maazel1980

2009年7月10日 (金)

指揮 クーベリック 録音 1956年

<CD 272>

指揮 ラファエル・クーベリック
演奏 フランス国立管弦楽団
録音 1956年2月 ライブ録音

第1楽章 15'44"
第2楽章 16'54"
第3楽章  5'56"
第4楽章 12'03"
 合計   50'37"

ラファエル クーベリック 1914~1996
チェコ ビーホリ生

ヴァイオリニストを父にもち、プラハ音楽院で学んだ後、チェコフィルハーモニーを指揮し、デビュー。
その後チェコフィルハーモニーの常任指揮者となるが、1949年に政変によるイデオロギーに反発し、スイスへ亡命。
シカゴ交響楽団、バイエルン放送交響楽団などの指揮者を務める。
1989年、チェコの民主化により40年振りにチェコフィルハーモニーを指揮した。

フランス国立管弦楽団は1934年に設立された楽団である。
マルティノン、デュトワ、マズアなどが指揮者を務めている。

第1楽章はやや遅めのテンポで、明るい音色が清々しく、おおらかで健康的な演奏だ。
芯はしっかりしているが、角がとれていてとてもまろやかな演奏だ。
第2楽章はソフトで甘美、実にまろやかな演奏だ。
暗さや深刻さはまったく感じない。
後半は大きさと奥行きを感じるが、演奏自体は柔らかい。
第3楽章もリズムが柔らかい。第1、第2楽章の印象を引き継いでいる。
第4楽章はこの楽章も音色が明るく、リズムが柔らかいが、テンションが上がり、はつらつとした演奏になっている。

 クーベリックが40才、楽団もやっと創立20年のときの録音だ。
この20年には戦争で活動ができなかった期間も少なくないと思われる。
そのためか、晩年の骨太で重厚な演奏ではなく、柔らかで、明るく、おおらかな演奏だ。

CD 272 Kubelík France NO 1956/2

Kubelik54

2009年3月 6日 (金)

指揮 ミュンフン 録音 2001年

<CD 254>

指揮 チョン・ミュンフン
演奏 フランス国立放送管弦楽団
録音 2001年2月 ライブ録音

第1楽章 18'13"
第2楽章 17'05"
第3楽章   5'46"
第4楽章 11'49"
 合計   52'53"

チョン ミュンフン(ミョンフン) 1953年~
韓国 ソウル生

幼い頃、家族とともにアメリカへ移住した。
ピアニストとしてデビューしたが、すぐに指揮者としてアメリカで再デビューした。
その後、活躍の場をヨーロッパへ移し、各地で活躍し、現在はフランス国立放送管弦楽団の指揮者を務める。

フランス国立管弦楽団は1934年に設立された楽団である。
マルティノン、デュトワ、マズアなどが指揮者を務めている。

第1楽章は、ゆったりとしたペースで気負いのない演奏だ。
オーケストラの音色は明るく、リズムは柔らかい。
ゴツゴツ感のないまろやかで、ほのぼのとした印象だ。
第2楽章も遅いテンポで情緒たっぷりの演奏だ。
柔らかく美しい。
後半は一転して激しくなるが、それでも優しさは残っている。。
第3楽章もリズムが柔らかく、明るい音色だ。
第4楽章は普通のテンポだが、明るい音色とソフトなリズムで、おおらかで温かい演奏だ。

この演奏は悲壮感、重厚さ、厳しさを感じさせず、明るく柔らかい演奏に終始する。
オーケストラの持ち味を活かした演奏と言える。
英雄と言うより田園を聴いているかのようだ。
英雄を聞くと興奮を覚えるが、この演奏はそうではなく、幸福感を感じさせてくれる。

CD 254 Myung-Whun Frace NBO 2001/2

Chung2001

2007年6月29日 (金)

指揮 シューリヒト 録音 63年

<CD 161>

指揮 カール シューリヒト
演奏 フランス国立管弦楽団
録音 1963年5月

シューリヒトの5枚目のCDである。これはライブ録音である。

第1楽章 15'06"
第2楽章 14'48"
第3楽章   5'57"
第4楽章 12'02"
 合計   47'53"

カール シューリヒト

1880~1967年
ドイツ ダンツィッヒ生

 ドイツ音楽の名指揮者とされるが、特定のオーケストラの指揮者にならず、生涯を客演指揮者として過ごした。
70才を過ぎてからも演奏活動を続け名声を得た。

フランス国立管弦楽団は1934年に設立された楽団である。
マルティノン、デュトワ、マズアなどが指揮者を務めている。

第1楽章は軽快なテンポで明るく、すっきり澄み切った透明感のある演奏である。
第2楽章もとても澄んでいて、透明感のある演奏である。悲壮感は感じられない。
第3楽章は明るい音色で、軽快かつ響きの良い演奏。
第4楽章はさっそうとして明快な演奏。この楽章も曇りがなくよどみない。

このCDもシューリヒトらしさが出ている。
全体的には明るい音色できびきびとして元気のよい演奏である。シューリヒトが同じフランスのパリ音楽院管弦楽団と組んだ演奏に音色や雰囲気が良く似ている。

CD 161 Schuricht France NO 1963/5

Shuricht63

2006年2月15日 (水)

指揮 シューリヒト 録音 58年

<CD 037>

指揮 カール シューリヒト
演奏 パリ音楽院管弦楽団
録音 1958年 9月

第1楽章 14'12"
第2楽章 15'40"
第3楽章   5'34"
第4楽章 11'07"
 合計   46'33"

カール シューリヒト

1880~1967年
ドイツ ダンツィッヒ生

 ドイツ音楽の名指揮者とされるが、特定のオーケストラの指揮者にならず、生涯を客演指揮者として過ごした。

 この演奏はドイツ人の指揮者とフランスの楽団の組み合わせである。
演奏は軽快なテンポで進む。
しかし、軽妙な演奏ではなく力あふれるもので、最初から最後までエネルギッシュなものである。
第2楽章だけはゆったりしているが、悲壮感はない。
 オーケストラの音色は明るい。
フランスの楽団らしいと言える。
この音色がこの演奏には合っていると思う。
重厚さは感じられないが、伸び伸びとした響きの良い演奏である。

CD 37 Schuricht Conservatoire O 1958/9

Shuricht1

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