ベートーベン「英雄」について

 この交響曲はベートーベンが作曲した9つの交響曲のうち第3作目の交響曲であり、前2作からは想像もできないスケールの大きな曲である。
 曲の構成も変わっていて、第2楽章が葬送行進曲になっていて、第4楽章が変奏曲形式になっている。
彼はこの曲をナポレオンに捧げるつもりであったが、ナポレオンが皇帝の座についたことを知り、怒って献呈の部分をかき消し、「ある英雄の思い出に」と書き直したという逸話は有名である。
 この曲はあまりに大作であったため、初演のときの評判はあまりよくなく、いつ終わるともわからないために、聴衆は演奏の途中でお金を払うからもうやめてくれと言ったそうである。
また、保守的な人からは型破りな曲であるとの非難も受けた。

第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
 スケールの大きい壮大な楽章である。
第2楽章 葬送行進曲(アダージョ)
 静粛で感動的な楽章である。
第3楽章 スケルツォ(アレグロ・ビバーチェ)
 軽快で優雅な楽章である。
第4楽章 フィナーレ(アレグロ・モツト)
 変奏曲形式で構成され、壮麗で変化に富む楽章である。

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