指揮 ポルセリン 録音 1999年

<CD 313>

指揮 ダヴィッド・ポルセリン
演奏 タスマニア交響楽団
録音 1999年 12月

ダヴィッド・ポルセリン

 1947年~
オランダ人の作曲家、指揮者。
ハーグとジュネーブでフルート、作曲、指揮法を学ぶ。
ロンドンフィルハーモニーを指揮しデビュー。
その後、ヨーロッパの主要な楽団で指揮をする。
オーストラリアで活躍し、シドニー交響楽団、タスマニア交響楽団などの指揮者を務める。
ミュージカルや現代音楽のディレクターも務める多才な人である。

タスマニア交響楽団

1948年に設立されたオーストラリアの楽団。
構成員は47人と少ない。
活発な演奏活動を行い、クラシックの演奏の他にジャズ、ポピュラー音楽もこなす。
星空コンサートも好評である。
海外への演奏活動も行っている。

第1楽章 16'31"
第2楽章 13'38"
第3楽章   5'31"
第4楽章 11'08"
 合計   46'48"

第1楽章は速いテンポで、明快なリズムを刻み、きびきびとした活力のある演奏だ。
音色はとても明るい。
ビブラートを効かせないピリオド奏法に近い演奏だ。
驚いたのは通奏低音としてフォルテピアノが加えられていることだ。
随所でポロンポロンとフォルテピアノの音が聞こえる。
第2楽章はテンポは速いが、きちんと情感が込められている。
後半は力強く、華々しい演奏だ。
この楽章も時折フォルテピアノの音が聞こえる。
第3楽章もテンポが速く、気合いが入った演奏だ。
第4楽章は速いテンポで勢いと推進力のある演奏だ。
この調子は最後まで維持される。
なお、この楽章でのフォルテピアノはほとんど気にならなかった。

この演奏はとてもユニークだ。
まずフォルテピアノを導入した点だ。
ただ、ピアノコンチェルトのようなものではなく、要所で伴奏的に音が聞こえるだけだ。
ベートーヴェンの時代に、彼のシンフォニーの演奏に通奏低音が入ったことは否定できないらしい。
オーケストラの演奏も特長的だ。
速いテンポで、勢いがあり、明るい調子の演奏だ。

CD 313 Porcelijn Tasmania SO 1999/12

Porce
エロイカの演奏スタイルに一石を投じたものと言える。

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