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指揮 マルティノン 録音 1970年

<CD 419>

 しばらく振りにBLOGを更新します。
仕事や地域活動で多忙ということもありますが、相変わらず耳が不調で、聴力はあるものの、耳鳴りがひどく、音楽を聴く気になりません。
しかし、マルティノンが指揮するエロイカを入手したので、これは是非聴かねばなりません。  
高校生の頃、彼がウィーンフィルを指揮したチャイコフスキーの悲愴を聴き、とても感動したことが忘れられないからです。
マルティノンがベートーヴェンを指揮したものはこれまで聴いたことがありませんが、フランス系の指揮者のモントゥ、ミュンシュやクリュイタンスなどはベートーヴェンの名演を残しているので、当然期待は高まります。

指揮 ジャン・マルティノン
演奏 フランス国立放送管弦楽団
録音 1970年1月 シャンゼリゼ劇場におけるライブ録音

ジャン・マルティノン 1910~1976
 リヨンで生まれたフランス人の指揮者。
リヨン音楽院でヴァイオリンを学び、パリ音楽院でヴァイオリン、作曲、指揮法を学ぶ。
兵役の後、作曲家として活動する。 自作を指揮した演奏会で認められ、その後は指揮者の道を歩む。
ミュンシュやボールトのアシスタントを務めた後、指揮者として広く活躍する。
ラムルー管弦楽団、シカゴ交響楽団、フランス国立放送管弦楽団などの主席指揮者を務めた。

フランス国立放送管弦楽団
 1934年に設立されたフランスを代表する楽団である。
マルティノンは1968年から1974年まで6年間にわたりこの楽団の主席指揮者を務めた。
歴代の主席指揮者はマルティノンのほか、チェリビダッケ、マゼール、デゥトワ、マズアなどである。

第1楽章 15'23"
第2楽章 16'10"
第3楽章   5'47"
第4楽章 12'36"  
合計      49'56"

 第1楽章は標準的で揺れの少ないテンポである。
リズムは柔らかく、しなやかでゴツゴツ感はない。
程よい重量感があり、芯のしっかりした演奏で、一音一音が聴く人の内面に食い込む印象である。
 第2楽章はこの楽章にありがちな過剰な演出はなく自然な演奏であるが、出だしの部分はややもたつく感がある。
しかし尻上がりに調子が良くなり、魂がこもったスケールの大きな演奏となる。
 第3楽章はリズムが良く、牧歌的な部分の軽快さとシンフォニックな部分の躍動感のバランスが取れていて、筋の通った演奏である。
 第4楽章は流れが良く、熱気があり、テンポ、リズム、音量の一体感が素晴らしい。
 
  第1楽章、第2楽章に管楽器がやや無神経な音を出す部分が少し気になったが、ライブらしく尻上がりに調子が上がる。
ドイツ流とは一味違うマルティノンらしさを感じる演奏である。

CD419,Jean Martinon,Orchestre National de l'ORTF,1970/1,Live Recording

Martinon_eroica

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