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指揮 山田 録音 1991年

<CD 418>

指揮 山田 一雄
演奏 大阪センチュリー交響楽団
録音 1991年3月 ザ・シンフォニーホールにおけるライブ録音

山田 一雄

 1912~1991

 東京生れ、始めはピアニストとしてスタートするが、1940年から指揮台に立つ。
日本交響楽団(NHK交響楽団の前身)、京都市交響楽団、新星日本交響楽団などの指揮者を勤める。
海外でも広く活動した。
しかし、この演奏会のわずか5カ月後にこの世を去った。
日本の指揮者の草分けの一人であり、本邦初演の曲も多い。

大阪センチュリー交響楽団

 大阪センチュリー交響楽団は1989年に大阪府により設立された。
2010年に当時の橋本知事は支援金を大幅に減額し、2011年には完全に支援を打ち切った。
これを機にオーケストラは日本センチュリー交響楽団へと名称を変更した。
現在は小泉和浩が音楽監督、沼尻竜典が首席客演指揮者を勤めている。
レパートリーは古典派から現代までと広く、海外でも活動する。

第1楽章 15'24"
第2楽章 17'24"
第3楽章   6'01"
第4楽章 12'20"
 合計   51'09"

 第1楽章はテンポはやや遅めであるが、リズムの歯切れがよく、オーソドックスで流れの良い演奏である。
力強さと緊張感も備わっており、精神性の高い演奏である。

 第2楽章はテンポは遅めながら、変動が少なく、やはりオーソドックスな演奏だ。
音に強弱を付け、陰影が濃く、深みを感じる演奏である。
音に広がりがあり、格調の高い演奏だ。

 第3楽章はリズムにメリハリがあり、音の強弱と合わせてリズミカルで牧歌的な味わいをもつ。
 第4楽章は小気味よいテンポにきめ細かいリズムが組み合って流れがよく、ダイナミックさあり、躍動感のある演奏だ。

 このオーケストラは48人とやや小編成であるが、音の厚みの不足は感じられず、充実しかつ精神性の高い演奏を展開している。
この演奏を聴くと、山田氏にはもっと長く活躍して欲しかったとつくづく感じるのである。

 6カ月間のブランクを経ての復帰第1段のCD鑑賞であるが、やはり耳鳴りがひどく、古いLPレコードを聴いているようなノイズをバックグランドに感じる。
本来澄んだ良い音なのであろうが、残念である。
これからはノイズに惑わされず、CDの音に集中できるよう気持ちを切り替えて行こう。

CD418,Kazuo Yamada,Century Orchestra Osaka,1991/3,Live Recording

Yamada_eroica

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コメント

 お見舞い申し上げます。あまり無理なさらず、お身体を大切になさってください。かく言う私自身も、最近は胃腸の調子が思わしくなく、「加齢には、かなわないのかな」などと思っているところです。でも、健康生活に気を配る努力はできるはずですから、お互いに、できる限りの配慮をしていきたいものです。
 大阪センチュリーSOの件は、当時私も一地方オーケストラを応援する立場の者として、心を痛めていました。カンパも致しました。文化を軽んじる暴政を許してはならないと、我が群響のことに引き寄せて考えていました。
 音楽文化の振興にとって、明るい未来が到来することを念ずるのみです。

投稿: バルビ | 2015年7月10日 (金) 13時42分

バルビ様、コメントをありがとうございます。
音楽文化を理解できない首長には困ったものですね。
わが九州交響楽団もピンチのようです。
大口支援者の九州電力が赤字経営のため、支援額を大幅に減額したそうです。
元来音楽文化に理解のある会社ですが、経営状態が悪ければ致し方ないですね。
これも東北震災に続く原発事故に起因したものです。
そういえば、九州電力の営業所前はフラワーポットがあり、四季の花で飾られていましたが、今はありません。
また、仕事で営業所を訪問したとき、内部の照明は間引きしていて室内は暗く、エアコンも止まっていました。
こういう状況は早く解消して欲しいです。

投稿: Shinmatsu | 2015年7月10日 (金) 18時41分

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