« 2015年6月 | トップページ | 2016年1月 »

指揮 山田 録音 1991年

<CD 418>

指揮 山田 一雄
演奏 大阪センチュリー交響楽団
録音 1991年3月 ザ・シンフォニーホールにおけるライブ録音

山田 一雄

 1912~1991

 東京生れ、始めはピアニストとしてスタートするが、1940年から指揮台に立つ。
日本交響楽団(NHK交響楽団の前身)、京都市交響楽団、新星日本交響楽団などの指揮者を勤める。
海外でも広く活動した。
しかし、この演奏会のわずか5カ月後にこの世を去った。
日本の指揮者の草分けの一人であり、本邦初演の曲も多い。

大阪センチュリー交響楽団

 大阪センチュリー交響楽団は1989年に大阪府により設立された。
2010年に当時の橋本知事は支援金を大幅に減額し、2011年には完全に支援を打ち切った。
これを機にオーケストラは日本センチュリー交響楽団へと名称を変更した。
現在は小泉和浩が音楽監督、沼尻竜典が首席客演指揮者を勤めている。
レパートリーは古典派から現代までと広く、海外でも活動する。

第1楽章 15'24"
第2楽章 17'24"
第3楽章   6'01"
第4楽章 12'20"
 合計   51'09"

 第1楽章はテンポはやや遅めであるが、リズムの歯切れがよく、オーソドックスで流れの良い演奏である。
力強さと緊張感も備わっており、精神性の高い演奏である。

 第2楽章はテンポは遅めながら、変動が少なく、やはりオーソドックスな演奏だ。
音に強弱を付け、陰影が濃く、深みを感じる演奏である。
音に広がりがあり、格調の高い演奏だ。

 第3楽章はリズムにメリハリがあり、音の強弱と合わせてリズミカルで牧歌的な味わいをもつ。
 第4楽章は小気味よいテンポにきめ細かいリズムが組み合って流れがよく、ダイナミックさあり、躍動感のある演奏だ。

 このオーケストラは48人とやや小編成であるが、音の厚みの不足は感じられず、充実しかつ精神性の高い演奏を展開している。
この演奏を聴くと、山田氏にはもっと長く活躍して欲しかったとつくづく感じるのである。

 6カ月間のブランクを経ての復帰第1段のCD鑑賞であるが、やはり耳鳴りがひどく、古いLPレコードを聴いているようなノイズをバックグランドに感じる。
本来澄んだ良い音なのであろうが、残念である。
これからはノイズに惑わされず、CDの音に集中できるよう気持ちを切り替えて行こう。

CD418,Kazuo Yamada,Century Orchestra Osaka,1991/3,Live Recording

Yamada_eroica

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2015年6月 | トップページ | 2016年1月 »