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指揮 マゼール 録音 2006年

<CD 415>

指揮 ローリン・マゼール
演奏 ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団
録音 2006年9月 ライブ

ローリン・マゼール 1930年~2014年
 フランス、パリ近郊生まれのアメリカ人指揮者。
生まれて間もなく、アメリカへ移住。
早くからヴァイオリンと指揮を勉強。
10代で指揮者としてデビュー。その後ヨーロッパで活躍。
ベルリン放送交響楽団、クリーブランド管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団などの指揮者を務める。
数年前にニューヨークフィルを率いて北朝鮮で演奏会をしたことが話題になった。

ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団
 ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団は1842年に設立された楽団で、アメリカの5大オーケストラの1つである。
創世記にはマーラーも指揮台に立ち、23年からメンゲルベルグ、27年からはトスカニーニが指揮をした。
フルトヴェングラーも客演し、ストコフスキーも指揮をした。
さらにミトロプーロスの後、58年から69年までバーンスタインが音楽監督を長く務めた。
その後、ブーレーズ、メータ、マズア、マゼールが音楽監督となった。
この楽団はレパートリーが広く、柔軟性があってどの指揮者にも対応できること、また管楽器奏者に名手が多いことが特長である。

 
第1楽章 14'18"
第2楽章 17'28"
第3楽章   6'02"
第4楽章 13'55"
 合計   51'43"

 第1楽章は快適なテンポと歯切れの良いリズムで進むが、ややせっかちな印象もあり少々残念である。
中盤からは熱気が加わり、闊達な演奏となる。
テンポも通常に戻り、テンポと音量に細かく変化を付け、引き込まれる演奏となる。
 第2楽章は、ゆったりとしたテンポで、美しさと情感を保ちながらも格調の高いゆるぎない演奏である。
特に金管楽器の音色は勢いもあり、素晴らしい。
 第3楽章は地にしっかりと足が着いた演奏で、この楽章も金管楽器が絶妙の演奏をする。
第4楽章はテンポ、リズム、音量が最適にチューニングされていて、聴き手の心を引きつけて離さない。
とりわけ金管楽器の活躍が目立つ。

 この演奏は指揮者が知り尽くした曲を、決しておざなりではなく熱気をもって演奏しており、マゼールの経験、才能、技術が遺憾なく発揮されている。
第1楽章の始まりがややせっかちな印象を受けるのが残念であるが、それを除くと素晴らし出来であり、巨匠と言われるにふさわしい演奏だ。
ニューヨークフィルの演奏もさすがで、金管楽器の充実さは評判通りである。
 私はこの録音とほぼ同じ時期に、マゼールとニューヨークフィルの日本公演を聴いた。
曲はベルリオーズの幻想交響曲であったが、金管楽器のすごさに仰天させられた。
マゼールは惜しくも今年亡くなられたが、素晴らしい録音を数多く残されたことに感謝するとともに、ご冥福をお祈りしたい。

CD415,Lorin Maazel,Newyork Philharmonic Orchestra,2006/09,Live Recording

Mazzel2006

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コメント

台風が来そうでね。お気をつけ下さい。

マゼールさんが亡くなったことは、本当に残念でなりません。今年は、5月のボストンSO、8月のPMFオーケストラとの来日公演が予定されていました。

私は両方に足を運ぶ予定でしたが、いずれも体調不良が理由でキャンセルでした。少し悪い予感がありました。そして、聴けなかったことよりも、マゼールさんの身を案じていました。結果的に、悪い予感が的中してしまいました。

せいぜい、彼が残した演奏を十分に楽しんでご冥福を祈りたいと思います。マゼールさんのベートーヴェン演奏も素晴らしいですね。

投稿: バルビ | 2014年9月21日 (日) 05時46分

マゼールさんは本当に残念でした。
レパートリィーが広く、聴き手を魅了する技術をもった人でした。
数年前のNYPの公演は素晴らしかったです。

投稿: Shinmatsu | 2014年9月21日 (日) 06時45分

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