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指揮 アーベントロート 録音 1953年

 

諸事情により、しばらく更新をさぼっていましたが、再開します。

<CD 410>

指揮 ヘルマン・アーベントロート

演奏 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
録音 1953年9月 ライブ

 
ヘルマン アーベントロート
 
1883~1956
ドイツ フランクフルト生
 旧東ドイツで、重鎮として活躍した指揮者。
1905年から指揮活動を開始し、ケルンやボン、ライプチッヒで活躍した。
雄弁な表現をする指揮者とされている。

 
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
1901年に設立されたオーケストラ。
戦時中に多くの楽員を失うが1945年に再建された。
ショパン国際ピアノコンクールでオーケストラを務めることで知られている。
第2次大戦で演奏会場を焼かれ、楽団員の大半を失う痛手を受けた。
戦後、ロヴィッキが指揮者として24年間君臨し、オーケストラを復興させた。
その後コルトが22年間にわたりこのオーケストラをまとめ上げた。

第1楽章 14'03"
第2楽章 14'53"
第3楽章   5'25"
第4楽章 11'12"
 合計   46'33"

 第1楽章は、やや速いテンポで、リズムがはっきりしていて、きびきびとした楷書の演奏だ。
落ち着いた演奏だが、全体的に地味でやや渋い印象だ。
 第2楽章は出だしはやや控えめで、あえて過剰な演出を避け、情緒を抑制しているかのようだ。
 中盤以降は熱い演奏になって行くが、節度は保たれている。
テンポは変動がなく、とても安定している。
 第3楽章は軽快なテンポで、音にメリハリがあり、躍動感を感じる演奏だ。
 第4楽章は動と静の切り替えが見事で、キレのある雄弁な演奏である。

 
アーベントロートのエロイカは1954年のベルリン放送交響楽団のものを紹介済みであるが、それはとても雄弁な演奏であった。
本演奏は前半は抑制気味で、後半にボルテージが上がる後半型であるように感じた。
第3楽章、第4楽章は持ち前の雄弁な表現がなされている。
 ワルシャワフィルも緊密なアンサンブルで健闘しているが、やや音に厚みが足りないようだ。
ただし、これは当時の録音技術の問題なのかも知れない。


CD410 Harmann Abendroth,
Varsovia Philharmonic Orchestra;Sept 1953; Live

 

Abendroth1953

 

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コメント

お久しぶりになりました。体調を崩されたのではないかと、心配しました。おかわりありませんか? 無理をなさらないように!

アーベントロートは、チャイコフスキーやハイドンを聴いて素晴らしいと思いました。英雄もさぞかし素晴らしいものと思います。聴いてみたいものです。

今週末は我が群響定期。沼尻さんで、マーラー6番です。大好物の上演が土・日と県内2公演でいまからわくわくです。

投稿: バルビ | 2014年1月23日 (木) 00時22分

体調は大丈夫です。
未紹介のCDがかなりありますので、頑張って聴きたいと思います。
沼尻さんの公演は楽しみですね。
彼のエロイカは素晴らしかったです。

投稿: Shinmatsu | 2014年1月23日 (木) 04時08分

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