« 指揮 フリート 録音 1927年 | トップページ | 指揮 シュタイン 録音 1985年 »

指揮 ピフィツナー 録音 1929年

<CD 406>

指揮 ハンス・ピフィツナー
演奏 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
録音 1929年

ハンス・ピフィツナー 1869~1949年

 モスクワ生、ドイツ人の作曲家、指揮者。
モスクワで生まれ、幼いときにドイツに移住する。
フランクフルト、コブレンツで学ぶ。
ストラスブルグ歌劇場の音楽監督、ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団の主席指揮者などを勤める。
創作活動も旺盛で、ワルターが指揮をしたパレストリーナは評判を呼び、作曲家としても名声を得た。
晩年は家族との不和、戦争などにより不遇であった。

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の設立は1882年で、設立当初はブラームスやドボルザークも指揮台に立った。
ハンス・フォン・ビューローが初代の常任指揮者となり、発展の基礎を築いた。その頃、リヒャルト・シュトラウスやマーラーも指揮台に立っていた。
その後、ニキシュ、フルトヴェングラーが常任指揮者となった。
戦後の混乱期にチェリビダッケが一時指揮棒を執ったが、やがてフルトヴェングラーが指揮者に復帰した。
1955年からはカラヤン、1989年からはクラウディオ・アバド、そして2002年からサイモン・ラトルが常任指揮者となっている。
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と並んで名実ともに現在最も著明な楽団である。

第1楽章 15'06"
第2楽章 14'54"
第3楽章   3'45"
第4楽章 12'19"
 合計   46'04"
 
 第1楽章は、テンポや音量を細かく変化させ、情感のこもった熱っぽい演奏を展開している。
ただし、もっと勢いと推進力があってもよいと感じた。
 第2楽章も効果的にテンポや音量を変化させ、情感あふれる演奏である。
中盤以降の盛り上がりも壮大である。
音量のレンジ幅を大きくとって、劇的な効果を出している。
 第3楽章もテンポの切り替えが巧みで、生気ある演奏である。
 第4楽章は前半はテンポと音量を抑制しているが、次第にテンポとボルテージが上がってきて、盛り上がりを見せる。
中盤以降の音の拡がりは見事である。

 ドイツ流の重厚壮大な演奏ではなく、情感あふれるロマンチックな演奏である。
80年以上も前の古い録音のため、ヒスノイズがあるが、それほど悪い音ではない。
電気的なリカバリーがなされているようである。

CD406 Hans Pfitzner,Berlin Philharmonic Orchestra;1929

Pfitzner

|

« 指揮 フリート 録音 1927年 | トップページ | 指揮 シュタイン 録音 1985年 »

コメント

ピフィツナーに、指揮者としての録音があるとは全く知りませんでした。やはり一世代も二世代も前の演奏なのでしょうか。彼の室内楽を聴いたことがあったと思いますが、あとはほとんど聴いたことがありません。彼の指揮、そして作品も聴いてみたく思いました。珍しいCDの紹介、ありがとうございます。

先週末は、我が群響。名誉音楽監督の高関健さんが5年ぶりにマーラー4番を指揮し、素晴らしい演奏を披露してくれました。

投稿: バルビ | 2013年7月17日 (水) 20時38分

 こんばんは。
前回に続き、1920年代の録音のCDを取り上げました。
これらはトスカニーニやメンゲルベルグのものより古いです。
でも、あまり古さを感じない演奏ですね。
群響は相変わらず好調のようです。
一度聴きたいです。
公演で九州に来る予定はないのでしょうか。

投稿: Shinmatsu | 2013年7月19日 (金) 19時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/148790/57804416

この記事へのトラックバック一覧です: 指揮 ピフィツナー 録音 1929年:

« 指揮 フリート 録音 1927年 | トップページ | 指揮 シュタイン 録音 1985年 »