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指揮 セル 録音 1963年

<CD 404>

指揮 ジョージ・セル
演奏 ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団
録音 1963年7月 ライブ

ジョージ・セル 1897~1970年

 ハンガリー ブダペスト生
ヨーロッパ各地で活躍後、渡米中に第二次大戦が勃発したため、アメリカに留まる。
1946年にクリーブランド管弦楽団の指揮者となり、1970年まで指揮者を勤め、同楽団をアメリカの五大楽団に押し上げた。

ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団

 ニューヨークフィルハーモニー管弦楽団は1842年に設立された楽団で、アメリカの5大オーケストラの1つである。
創世記にはマーラーも指揮台に立ち、23年からメンゲルベルグ、27年からはトスカニーニが指揮をした。
フルトヴェングラーも客演し、ストコフスキーも指揮をした。
さらにミトロプーロスの後、58年から69年までバーンスタインが音楽監督を長く務めた。
その後、ブーレーズ、メータ、マズア、マゼールが音楽監督となった。
この楽団はレパートリーが広く、柔軟性があってどの指揮者にも対応できること、また管楽器奏者に名手が多いことが特長である。

第1楽章 15'34
第2楽章 16'33"
第3楽章   5'42"
第4楽章 12'12"
 合計   50'05
 
 第1楽章はゆったりとしたテンポであるが、部分的にはテンポを細かく変化させている。
リズムが明瞭で、折り目正しい演奏である。
陰影が濃く刻まれ、曲の輪郭がはっきりとしている。
オーケストラの音色はとても重厚である。
 第2楽章もゆったりとしたテンポで、地底に響き渡るような底力を感じる演奏だ。
音の拡がりもあり、深くかつ奥行きのあるスケールの大きい演奏だ。
中盤から終盤にかけても芯の通った堅固な演奏だ。
 第3楽章は流動性があり、スマートな演奏だが、1本筋が通っている。
 第4楽章は骨太でしっかりとした演奏だ。
軽妙さ、ダイナミックさよりも力強さ、重厚さが勝る演奏だ。

 セルは構成力があり、自分の意志を堅固に反映させる指揮者である。
この演奏も造形のしっかりした演奏だ。
だが、セルも人の子、このライブ演奏では燃えていて、スタジオ録音よりも力のこもった演奏になっている。
オーケストラもセルに同調して燃えていて、細かいことは気にせず、重厚壮大な演奏を展開している。
ライブ録音はスタジオ録音とは異なる演奏になることがあり、面白い。

CD404 George Szell,New York Philharmonic Orchestra;1963/7,Live

Szell1963

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コメント

回復されましたか? そうであれば、私も嬉しく思います。私もかつて大病をして入院生活を送ったことがあります。ですから、気分の憂鬱さなど、少しはわかるつもりです。どうぞ、身体を大切にされて下さい。

セル+ニューヨークPOの演奏は聴いたことがありません。しかもライブ盤は。セル+クリーブランドOのベートーベン演奏は好きです。特に2,3番は。このCDにも興味があります。

投稿: バルビ | 2013年5月21日 (火) 18時16分

 ご心配おかけしました。
順調に回復しております。
仕事も趣味も再開しました。
 セル-クリーブランドのスタジオ録音のエロイカもしっかりとした構成で好きですが、こちらはさらに熱気が加わっています。
ライブならですね。
カラヤンやベームのライブ盤もハイテンションのものがあります。
おもしろいです。

投稿: Shinmatsu | 2013年5月21日 (火) 20時26分

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