指揮 メータ 録音 2011年
<CD 381>
指揮 ズービン・メータ
演奏 シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン州立歌劇場管弦楽団)
録音 2011年1月5日 ライブ録音
ズービン・メータ 1936~
インド ボンベイ生、インド人の指揮者。
ウイーンで音楽を学び、1959年にウイーンフィルを指揮してデビューした。
その後、モントリオール響、ロスアンジェルスフィル、ニューヨークフィルの指揮者を務め、77年からはイスラエルフィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めている。
オーケストラの曲はもちろん、オペラの指揮も得意としている。
ただし、不思議なことにベートーヴェンやマーラーについては全曲の録音を残していない。
シュターツカペレ・ベルリン(ベルリン州立歌劇場管弦楽団)
プロイセン宮廷歌劇団のオーケストラとして1742年に設立された。
メンデルスゾーンやRシュトラウスも指揮台に立ち、ウェーバーの歌劇「魔団の射手」の初演はこの楽団による。
ワインガルトナー、E・クライバー、クラウス、クレンペラーなどが指揮をし、1992年よりバレンボイムが音楽監督を務めている。
第1楽章 15'39"
第2楽章 15'58"
第3楽章 5'54"
第4楽章 11'52"
合計 49'23"
第1楽章は、冒頭の和音が強烈で、その後も力の入った演奏が続く。
テンポはやや速いながらも安定している。
音に厚みがあり、リズムも弾力性に富み、大変重厚で濃密な演奏だ。
第2楽章もテンポはやや速く、華奢の表現は全くなく、骨太のしっかりした演奏だ。
前楽章と同じく濃密で、陰影をくっきり表現している。
中盤以降はスケールの大きい重厚な演奏だ。
第3楽章も勢いがあって、重厚で濃密な演奏である。
各フレーズをくっきりと表現している。
第4楽章も濃厚で推進力のある演奏で、とても重量感がある。
濃厚で推進力のある演奏は、一時代前の巨匠達の重厚壮大型の演奏スタイルを引き継いでいるように感じる。
現代の軽快で明瞭な演奏スタイルとは全く異なるもので、重厚壮大あるいはパワフルでエネルギッシュな演奏が好きな人達には大いに受け入れられるだろう。
CD381 Zubin Mehta,StaatsKapelle Berlin;2011/1/5
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コメント
こんばんは。
メータは、1度だけ実演に接することができました。2000年に群馬県にイスラエルフィルを率いてやってきて、シェエラザードとショスタコーヴィチ5番と演奏してくれました。ブログ記事にお書きになった通りの、濃厚で推進力のある演奏だったように記憶しています。
昨年、震災後海外演奏家の公演キャンセルが続いていた中、彼がわざわざ日本にやってきてN響を振り、第9をやてくれたこと、感銘を受けました。芸術家として尊敬できる行為なのではないでしょうか。
彼のベートーヴェン英雄なら、剛直な演奏なのでしょう。聴いてみたいです。
投稿: バルビ | 2012年2月 7日 (火) 00時29分
今晩は。
やはりメータをお聴きになっていたのですね。
メータは若くして活躍していたので、とてもなじみがあります。
ただ、キャリアが長い割にエロイカの録音は少ないです。
NYPOの1枚のみ過去にご紹介しています。
最近は少ないタイプの演奏スタイルなので、新たな録音はありがたいですね。
投稿: Shinmatsu | 2012年2月 7日 (火) 18時12分